汚染防止、497億元の資金が拠出

中国網日本語版  |  2017-11-24

汚染防止、497億元の資金が拠出。

タグ:汚染防止 資金

発信時間:2017-11-24 14:43:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国環境保護部規劃財務司の責任者である尤艶馨氏が23日に発表した情報によると、2017年の中央財政の大気・水質・土壌汚染防止などの特別プロジェクト資金規模は497億元にのぼり、現在まで390億元支給されている。

 

 尤氏は環境保護部が同日開いた記者会見で「中央財政は大気汚染防止の特別プロジェクト資金として160億元を拠出し、北京・天津・河北省周辺、長江デルタ、珠江デルタの13省・自治区・直轄市の大気汚染防止を支える。石炭燃焼ボイラーの改造、暖房用石炭の代替、揮発性有機物の汚染防止、自動車の汚染防止などを重点的に保障する。うち60億元は北方地域の冬のクリーン暖房の試行に用いられる。第13次五カ年計画以来(2016年から)、中央財政は特別プロジェクト資金を272元支給し、重点エリアの環境・大気品質の改善に向け重要な力を発揮している」と発表した。

 

 中央財政は水質汚染防止の特別プロジェクト資金として85億元を拠出し、重点流域水質汚染防止、水質良好湖沼の生態環境保護などを支持する。主に汚水処理施設の建設、「黒臭水」の改善、工業密集エリアの汚水処理、地域水質環境総合改善などに用いられる。

 

 中央財政は土壌汚染防止の特別プロジェクト資金として65億元を拠出し、主に31省・自治区・直轄市の土壌汚染防止に用いられる。土壌汚染防止・修復技術応用・試行プロジェクトを開始し、土壌汚染防止先行エリアの建設を推進している。

 

 また中央財政は特別プロジェクト資金を60億元拠出し、「南水北調」(南部の水資源を北部に送るプロジェクト)沿線及び重点水源地周辺を重点的に支援する。主に農村汚水・ごみ処理、飲用水水源地の保護、家畜汚染防止などに用いられる。2008年の開始から現在まで、中央財政は特別プロジェクト資金を計435億元拠出している。2017年末には約12万9000の村の改善を終え、2億人弱が利益を手にする見通し。

 

 中央財政は昨年4つのプロジェクトを支持したことを踏まえ、今年すでに青海省祁連山重点生態保護修復試行を支持するため20億元を拠出している。他にも一連のプロジェクトが申請中。資金は主に鉱山修復・改善、土地総合改善・修復、自然植物の回復などに用いられる。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月24日

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