浙江省紹興市の南西部にある鑑湖江
迪蕩湖から遠くない柯橋区にある鑑湖江も同様の問題を抱えていた。
西湖と肩を並べるほどきれいだった鑑湖江の水質は参考にする価値がある。鑑湖江は奥深い歴史文化を有し、紹興黄酒の採水地であるとともに、ヒシの栽培と漁業養殖に適した場所でもある。
しかし1990年代、上流と沿線のプリント、化学工業、養鶏、生活汚水などの汚染源により鑑湖江の水質は一時悪化し、水環境の汚染は多くの人を残念がらせた。その後、景勝地の建設などを通して整備したが、水質面への不安は残り、楽観視できない状況である。
2013年、浙江省の水質改善作業は新たな常態に入り、「五水共同整備」を突破口としたモデル転換・グレードアップの「コンビネーションパンチ」を打ち出し、省内各地が呼びかけに応じ、水質改善の計画を作成した。
プリント企業の立ち退き、養豚場の閉鎖、漁場の撤去、生活汚水の改善など、全面的、大々的、全体的な水環境総合整備により、鑑湖江の水質は絶えず改善され、水環境機能区の基準達成率は2014年の0%から2016年に66.7%、2018年1~11月には100%に達した。