6月5日の世界環境デーに備え、中国は2020年度の生態環境に関する10項目の技術進歩を発表しました。中国科学技術協会生態環境産学連合体が5日に発表したものです。
これら10項目は気候変動、生態系の退化、汚染という地球環境が直面している三大危機の解決を目指すものです。二酸化炭素(CO2)排出量のピークアウトとカーボンニュートラル(炭素中立)、大気汚染、水環境、グリーンな生態系総生産(GEP)の算出方法など目下もっとも注目されている点に及んでおり、生態環境技術分野における中国の最前線の動きを示しています。この発表は、生態環境分野の技術革新と科学研究の促進、社会全体がイノベーションに取り組む気運の盛り上げ、市民の環境保護意識の向上などで前向きな役割が果たせると期待されています。
「中国国際放送局日本語版」2021年6月6日