中国の宇宙実験室「天宮2号」は、今月15−20日の間に機を見計らい打ち上げられる。天宮2号は9日午前、酒泉衛星発射センターの発射エリアに垂直輸送された。天宮2号の打ち上げ任務は昨日、初の全エリア合同訓練を迎えた。これは先ほど実施された全システムの合同訓練に続く、より重要な訓練だ。
天宮2号は7月9日に酒泉衛星発射センターに運ばれ、発射エリアでの総組立・調整作業を実施した。天宮2号は今月9日、「長征2号F T2」ロケットと共に、発射台に垂直輸送された。天宮2号は今月11日、3時間半に渡る全システム発射訓練を実施した。天宮2号を打ち上げる長征2号F T2ロケットは12日、燃料注入前の準備に入った。天宮2号はその前に、カウルをかぶされていた。
天宮2号は打ち上げ後、軌道上での試験を行い、自主運行モードに入り、有人宇宙船「神舟11号」とドッキングする。
天宮2号は中国初の、真の意義での宇宙実験室であり、中国の有人飛行時間が最長の宇宙船になる。天宮2号は打ち上げ後、宇宙で▽宇宙飛行士の中期駐留▽軌道上での推進剤の補給▽軌道上でのメンテナンス技術の試験――という3大任務を遂行する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月14日