国際翻訳家連盟世界大会

北京週報  |  2008-07-18

国際翻訳家連盟世界大会。

タグ:国際翻訳家連盟世界大会 第18回世界翻訳大会

発信時間:2008-07-18 14:49:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国際翻訳家連盟(FIT)

国際翻訳家連盟(FIT)は1953年に設立された世界的な権威を持つ通訳・翻訳者の連合組織で、ユネスコのA級諮問機関である。

同連盟の基本理念 ①各国の翻訳家協会が力を合わせ交流と協力を推進する。②各国での翻訳家協会設立をサポートする。③通訳・翻訳あるいは異言語・異文化交流に尽力している組織との連携を進める。④通訳・翻訳の育成・訓練と研究を推進する。⑤業務基準の構築を促進する。⑥世界中の通訳・翻訳者の物心両面での利益の擁護、通訳・翻訳業に対する社会的認知度アップのためのPR活動の推進、通訳・翻訳者の社会的地位の向上などに努め、通訳・翻訳を科学、芸術として捉え、相応の理解と尊重を得られるようにする。

同連盟は60余りの国と地域に100名余りの会員を有しており、6万人を超す世界の通訳・翻訳者の利益を代表している。連盟は下部機関として14の専門委員会、2つのエリアセンター(欧州と南米)、1つのフォーラム(アジア翻訳家フォーラム)を設けている。連盟事務局はカナダのモントリオール市にある。

「国際翻訳家連盟世界大会」は3年に1度開催され、これまですでに17回開かれている。

大会では次の2つの活動が行われる。

1、 規約に基づく総会(2~3日間)。会員組織の代表(100人余り)にのみ開放。規約の改正など内部事務の討論、次回大会の開催国・地域の決定、国際翻訳家連盟(FIT)の新理事選出などを行う。

2、 公開フォーラム(4~5日間)。すべての参加者に開放。通訳・翻訳界が抱えるさまざまな問題を講座およびテーマ別フォーラムの形で議論。

2005年8月にフィンランドのタンペレ市で開催された第17回世界大会は8月2~3日に総会、4~7日に公開フォーラムが開催された。

1987年8月、オランダのマーストリヒトで催された第11回世界大会に中国翻訳協会が初めて参加、この大会から中国翻訳協会は正式会員となる。1990年8月にユーゴスラビアのベオグラードで開催された第12回世界大会で中国翻訳協会の葉水夫会長代理がFIT理事に選出。1993年8月、イギリスのブライトンで開催された第13回世界大会で中国翻訳協会の段連城常務副会長がFIT理事に選出。1996年2月、オーストラリアのメルボルンで開かれた第14回世界大会で中国代表団の団長で中国翻訳協会の常務副会長でもある林戊蓀氏がFIT理事および発展途上国家委員会主席に選出。1999年8月6日から13日にわたってベルギーのブリュッセル近郊の大学で開かれた第15回世界大会では、林戊蓀氏が再びFIT理事および発展途上国家委員会主席に選出されるとともに、中国翻訳協会の常務理事で中国科学院科学技術翻訳協会の事務局長でもある韓建国氏もFIT理事に選ばれた。2002年8月2日から10日までカナダのバンクーバーで開かれた第16回世界大会では、中国翻訳協会の副会長兼事務局長の黄友義氏と中国科学院科学技術翻訳協会の常務副会長である邱挙良氏がFIT理事に選出。

「北京週報日本語部」2008年7月

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