2000人あまりの会員を擁する長野県日中友好協会は、日本各地の友好協会の中でも最高の会員数を誇る。今回のリレーで最年長の聖火ランナー、76才の山岸重治さんも友好協会会員の一人である。10年前、長野冬季オリンピックの聖火ランナーをつとめた山岸さんは、今回再び北京オリンピックの聖火を中継することを「生涯のハイライト」だと考えている。やはり友好協会会員であり、聖火ランナーをつとめるが矢田雅子さんは、直接参加することのできない会員はボランティアで準備に協力、あるいは現場で声援、応援することで、オリンピックに尽力していると言う。
オリンピックの聖火リレー中継が欧米の国々で妨害にあった際、長野日中友好協会の会員たちは積極的にオリンピック聖火リレーが「平和、友情、進歩」の理念をつなぐものであることをアピールした。北京オリンピック聖火リレーは、世界の人々がオリンピックの情熱と栄光を共に享受し、より調和の取れた美しい未来を共に提唱するという意味をこめて「調和の旅」と呼ばれている。暴力はオリンピックの精神に反するものであり、市民は聖火リレーを支持し、オリンピックを支持することを呼びかけている。
長野県日中友好協会の布施正幸事務局長は次のように語った。「中国は、アジアで日本、韓国に続く三番目のオリンピック開催国です。隣国として、私たちはもちろん北京オリンピックの円満な成功を願っています。そして私たちも微力ながら力を尽くしたいと思っています」
「人民中国インターネット版」より2008年6月20日
|