本誌記者 繆暁陽
汗と涙と微笑がオリンピック精神と一緒に花開き、北京五輪が閉会したが、競技場内外の数え切れないほどの人を感動させる瞬間はまだ人々の目に焼きついている。五輪記録は少しずつ忘れられていくかもしれないが、人々を感動させたストーリーは永遠に記憶に残るだろう。
陸上男子マラソンでスタンドの観客の声援を受け、最後のトラックを力走する日本の佐藤敦之選手
「北京オリンピックは、私にたくさんの感動を与えてくれました。閉会式当日の男子マラソンで、中国の観客が最後に競技場に現れた佐藤敦之選手に『加油(頑張れ)!』と会場全体から応援を送りました。現場には行けなかったけど、テレビ中継を見て、私も中国人の情熱を感じました。北京オリンピックは本当に良かったです」と京都に住む成瀬さんは電話の中で感動しながら述べた。
新潟に住む土屋さんはメールで「多少心配な北京オリンピックが順調に閉会しました。閉会式で北島康介選手が日本国旗を持って入場したときには、感動してしまいました。17日間というのがあっという間に終わってしまった感じです。選手の皆さん、お疲れ様でした。ありがとう北京」と書いた。
「いよいよ北京五輪も終わりました。日本の獲得したメダル数は前回のアテネ五輪よりすくなかったそうですが、感動した場面は多かったような気がします。今回の五輪で誕生した世界新記録が43というのもすごいですよね!新記録や順位より更に忘れられないのは友好な雰囲気です」、「世界のトップアスリート達が繰り広げるガチンコ勝負で、互いに称えあい、野球、ソフトの会場で中国の観客が国籍を超えた応援のシーンを見たら、真のオリンピック精神を感じました」などとネットユーザーたちは書いている。
日本の統計によると、北京五輪の間に、かなり多くの日本国民が五輪の中継を見て、7割以上が満足した。中継を見る以外、北京に来て生で観戦した日本の観客も少なくなかった。
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