―青年代表団員の日本訪問
北京大学大学院 日本語学部一年 周菲菲
昨年12月、福田康夫首相が訪中の際に提起した「福田プロジェクト」、つまり北京大学の学生をはじめ中国各界の青少年からなる中国青年代表団を招待する、という提案に応じ、2008中日青少年友好交流年の一環として、中国青年代表団の一行300人あまりが7月23日から30日まで日本へ友好訪問をした。メンバーは北京大学グループの125人のほか、医療グループ、科学技術者グループ、少年グループ(主に5·12四川地震被災地区の中学生)など。それぞれコースが異なり、私は日中友好協会の手配によるAグループ、京都コースの一員となった。
スケジュールは名勝見物、合宿セミナー、ホームステイ等でぎっしり詰まっている。一週間という短い間の訪問は、せわしない「馬上の花見」であったが、慣れない中でこそ得られる強いインパクトがあった。名所旧跡への訪問など、様々の出会いで味わった日本の「人情美」を、今回見た最も素敵な「花」として記しておきたい。
JL781便の窓から見た日本の空
最もスリルを感じた夜 ―東京で地震体験─
東京に着いてから初めての夜12時半ごろ、東京高輪プリンスホテルのベッドの上で眠りかけていた時、私は朦朧としながらベッドの中で大きな揺れを感じた。直ちに頻発する日本の地震を思い出し、私はすぐ隣のベッドでまだ眠っている日本語学部の後輩を起こし、懐中電灯と食べ物を手に、二人で二つのベッドの間に飛び込んだ。揺れが何分間続いたかも分からず、落ち着いた時、私はやっと全身の冷や汗に気がついた。
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