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新華社記者:日本で「集団行動力」を体験
発信時間: 2008-10-09 | チャイナネット

日本の国民の「集団行動力」は、優れた管理によるものである。列をつくる人が多すぎる場合、関係者は「こちらが最後尾です」との看板を挙げ、後の人たちに注意する。例えば、大勢の人々が東京都内の原宿にある明治神宮へ参拝に行く毎年の大晦日に、警察は一時的に片道を「緊急通路」にし、隊列をいくつかに区切って、整然とした秩序を維持する。

同時に、「集団行動力」は人々の自覚によるものであると思う。いつも桜の木の下や公衆場所などに集う日本の若者たちは、離れる際、いつもその場所をきれいに掃除している。数多くの学校やコミュニティのスポーツ施設は無料で一般の人たちに開放されている。使い終ったあと、人々もいつもその場所をきちんと片付けている。

「集団行動力」は人々の社会に対する信頼感を示すものでもある。ある日、レセプションに参加した際、主催者側は会場外の廊下に細長い机を置き、参加者にカバンなど持参品を置いてもらった。参加者たちはカバンが盗まれることを心配することはなく、平気で机を利用していた。

当然、「集団行動力」は完全無欠のものではなく、いつも「プレッシャーが大きい」、「個性を否定するものだ」などと非難する声もある。ある中国人の友だちの子供が日本の学校で勉強している。PTAに参加した時、「この子の最大の問題は、いつも手を挙げて質問に答えることだ」と先生が指摘した。ひときわ目立つことを喜ばない日本人にとって、みんなの意見に従うことはベストの選択かもしれない。

「チャイナネット」2008年10月9日

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