また報告書には「日本は1955年から1976年まで、国民総生産は4.8倍増加し、毎年平均8.7%成長した。工業生産は8.4倍増加し、毎年平均11.3%増加した……」「中国は、日本に学ばなければならない。徹底的に思想を大いに解放する決心をし……定まった形式をうち破り、タブーを捨て……ソ連から借用した行政面の組織管理のやり方を、断固として徹底的に経済的組織の管理のやり方に変える」「日本は進んだ生産技術と管理方法を経済高成長の車の両輪に例え、いずれも欠かせないと言っている。……彼らは管理、科学、技術を現代文明の三足の鼎と称し、……こうした経験は、我々が学ぶに値する」と書かれていた。
この報告書は谷牧副総理と鄧小平氏のもとに送られた。二人の顔には満足の微笑が浮かんだ。ここから、中国の行政改革、体制改革、企業改革のラッパも吹き鳴らされたのである。
年月の経つのは速い。「改革・開放」の実施と『中日平和友好条約』の締結からすでに30年も経った。しかし、依然として昨日のことのように感じられる。中国人民は、「改革・開放」の中で日本が与えてくれた支援を、永遠に忘れることはないだろう。(写真はいずれも張氏提供)
「人民中国インターネット版」より2008年11月25日
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