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中日関係の過去、現在、未来を語る
発信時間: 2009-01-05 | チャイナネット

2006年の安倍首相による「氷を割る旅」以来、中日の指導者の間の「氷を融かす旅」「迎春の旅」を経て、今年5月の胡錦濤主席の「暖春の旅」に至り、中日関係は新しい戦略的チャンス期を迎えた。  胡錦濤主席の訪日中に締結された第四の政治文書は、未来を見据え、古い問題にこだわらない精神を体現し、共通の利益の推進と「ウイン・ウイン」協力の実現に着目している。新しいスタートラインに立った中日関係は、「ウイン・ウイン」に向かう目標をすでに持っているが、それを現実のものにするには、道はまだ遠い。

大局観に立った趨勢と発展方向

北京大学国際関係学院院長 王緝思

20世紀初頭の世界の覇権争いから20世紀後半の東西冷戦、そして今日の経済のグローバリゼーションに至るまで、国際情勢の変遷は中日両国の関係に大きく影響してきた。中日関係の過去を振り返り、その未来を展望するとき、両国の内部と両国関係だけに目を向けるのではなく、国際的な大局を重要な要素として考慮しなければならない。

現在の国際情勢の主な特徴と発展の趨勢は以下の通りである。

世界の大国は、競争の中で協力し、しかも協力を主としている。グローバリゼーションのマイナス面は日増しにはっきりと現れ、地球規模の問題が際立ち、エネルギー、食糧、環境など従来にはなかった安全の問題がより深刻になっている、等々である。

こうした背景のもと、中国は日本との協力を強めなければならない。中国は日本から資源・エネルギーを節約し、環境に優しい、技術集約型の発展モデルを学び、社会の調和と持続可能な発展を促進しなければならない。

中日関係の未来は、両国が未来の世界秩序に関わる重大な国際問題において手を取り合うことができるか、これまでになかった安全の問題を処理する国際メカニズムを共同で構築することができるかにかかっている。

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