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日本のソフトパワーの向上:国際的イメージは世界2位
発信時間: 2009-01-12 | チャイナネット

 

日本の観光大使にもなったキティーちゃん

 

日本のソニーは、1989年にコロンビア映画 (現ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント) を34億ドルで買収してハリウッドに進出し、三菱地所は同じ年、ニューヨークの代表的な建物であるロックフェラーセンターの80%の財産権を買収した。この2つの取引は、すぐに「日本脅威論」を唱えていた米国人の不安や懸念を引き起こした。

20年が経ち、日本は控えめなソフトパワーを頼りにかつてない成功を収め、 より自然な形で国際社会に溶け込んだ。不安定な政局や衰退期で落ち込む国内経済をものともせず、様々なルートで「魅力の攻勢」を仕掛け、国際的な影響力は空前のレベルに達した。

国際的なイメージのよさは世界第2位

BBC(英国放送協会)が今年に行った、世界各国の国際的イメージに関するアンケート調査では、日本がドイツに次いで世界で2位になり、米国は7位だった。

元経済財政政策担当大臣の竹中平蔵氏は、米誌『タイムズ』のインタービューで、「もし政治面での正確な指導力があれば、ソフトパワーはさらに強くなるだろう」と語っている。

ソフトパワーという概念は、1990年にハーバード大学のジョセフ・S・ナイ教授が提示したもので、各国は強制力ではなく吸引力で目的を達成する道を論じている。

第二次世界大戦後、憲法で軍事力の発展が制限された日本だが、ソフトパワーのレベルアップで国際社会での影響力を向上させ、経済や文化、対外援助など様々な方法で、「魅力の攻勢」を全世界で仕掛けてきた。

「チャイナネット」2009年1月12日

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