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日本人は中国の何が一番好き?
発信時間: 2009-02-10 | チャイナネット

日本での三国志研究は、小川環樹が書いた『中国小説史の研究』を代表とする学術的な研究と、企業の人たちが参加して三国志の知識を活用するための実用的な研究の2種類に分けられる。

『三国演義』に描かれている友情や欺瞞、勝負などは、日本の社会と合い通じるものがあり、忠誠や仁義、知恵、計略、人の使い方などは日本で盛んに活用されており、多くの大手企業は『三国演義』を管理職の必読の書と決め、諸葛孔明の兵法を管理の原則としている。

 

「三国志に登場する人物の知恵は私の最もいい先生」と語っているのは、「経営の神様」といわれた松下幸之助氏だ。製品を作ると同時に人材を育成し、「協力、恩返し、報国」を企業の基本精神とした松下幸之助氏は、三顧の礼をとる劉備の人を使う際の態度を奨励し、才能があれば推挙し、高卒の山下俊彦氏を起用して苦境を乗り越えた。

日本の漫画

日本には数え切れない三国志ファンがいて、三国志ファンクラブも100以上ある。それに一部の人たちは驚くほど三国志の人物を知っており、三国志を詳しく読むために中国語を学び始める学生も少なくない。また毎年、企業の管理職など多くの日本人観光客が、三国志とゆかりのある場所をはるばる訪ねる。こうしたことからも、三国志の尽きることのない魅力が、中日両国をしっかりとつないでいることが分かるだろう。

「チャイナネット」2009年2月10日

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