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空前の不景気でも日本は必ず復活する
発信時間: 2009-03-02 | チャイナネット

文=王錦思

日本の2008年第4四半期のGDP成長率は、年率換算で12.7%減となった。3四半期連続のマイナス成長となり、下落幅は過去35年間で最大だという。日本経済は再び復活することができるのだろうか。

 

米国の金融危機に端を発した世界的な景気後退と需要低迷の日本経済への影響は日に日に深刻化しており、輸出が大幅に減少し、個人経済も不振にあえいでいる。このような兆しから、日本経済が深刻な不景気に陥っていることは明らかで、短期間でこの苦境から抜け出すことは難しいと見られる。

 

円高によって輸出主導の自動車産業は巨大な損失をこうむり、日産自動車は2万人の人員削減を発表した。日本の実体経済が受けたダメージは欧米諸国より深刻である。ここから、外需依存の弱点が長年改善されず、内需主導型の経済構造に転換するという目標は実現できなかったことが明らかである。政府高官は、日本は戦後最大の経済危機に直面しているとの認識を示した。

 

1945年、日本は多くのものを失い、半死状態となった。310万人が亡くなり、650万の軍人が帰国し、1300万人が職を失い、国富の40%を失い、工業生産高は1936年の28%だった。自民党の鳩山一郎総裁が貴賓を招宴した際に出したのはサツマイモ、公園の中には「自殺禁止」の看板が立てられていた。航空機や戦車を製造していた軍需工場が鍋やスコップ、包丁など生活用品を作るようになった。中国侵略日本軍総司令官の岡村寧次は降伏文書に調印した後、「日本よ、どこへ向かうのか?」と泣いたという。しかしソ連のスターリンは大胆にも、「日本は最後にはまた這い上がってくる」と予言した。

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