ホーム>>中日両国>>視点
読者:「ジョン・ラーベ」の出演俳優に批判?
発信時間: 2009-04-03 | チャイナネット

また、私が今年の春節、山西省の農村を訪れた(何と私は「日本鬼子以来の日本人」とのこと)時のこと、村の書記さんをはじめ村民の皆さんは、逆に私に大変気を使ってくれて、当時の日本軍の話については「非常に控えめに」に話してくれ、最後に「これらは歴史の事です。私たちはあなたを山西人の友人として心から歓迎します」という言葉まで添えてくれました。このことは、日本人として不名誉なことでしょうか?とんでもない。大変有り難い光栄なことと、心から感謝しています。

もちろん、私も日本人ですから、このような歴史的事実に、衝撃や罪悪感や恥辱感等々を全く感じないとは言いません。しかし、私は私です。私の義務と責任は、このような歴史の真実を正しく認識し、二度と過ちを繰り返さない決意をし、現在及び将来において、日中両国の友情を繋げていくことであり、目を逸らしたり、沈黙したり、独りよがりな弁護や弁明をすることではないはずです。過去の日本人がどんな過ちを犯そうと、私は怖くありません。過ちは正せばいいことです。謝罪は、勇気や知恵、謙虚と寛容の表現であり、決して日本人の名誉を損なうことではないはずです。(中略)

このような私から見ますと、右翼は言うまでもなく、普通の日本人の感覚も少々過敏では?と思います。例えば、日本では毎日残酷な殺人事件が起きています。その犯人のほとんどは当然ながら日本人ですが、彼らに対する善良な日本人の怒りと憎悪は中々強烈です。「あの時はどうしようもなかった」とか「それほど残酷でなかった」とか「そういう状況では誰でもやることだ」「そんな事実はなかった。これは捏造だ」等々とは、決して言わないですね。何故なら、これは客観的な事実、しかも不正義な事実に対する純粋な義憤ですから。つまり、日本人というのは、日本社会における不正義には正常に反応できるのに、一端外国が関わると、特にそれが中国になると、ある種の尋常でない感情が先に立ち、当り前の判断ができなくなるようです。(中略)

     1   2   3    


  関連記事

· 「ジョン・ラーベ」に出演した張静初

· 南京大虐殺を描いた「ジョン・ラーベ」がベルリンでプレミア

· 南京大虐殺を記録したジョン・ラーベ氏の旧居が開放

  同コラムの最新記事

· 読者: 「中国は日本を侮っているとは思わない」

· 読者:映画『南京!南京!』の記事に涙

· 福田前首相、「2030年の中国経済、米を上回る」

· 日経新聞社長「中国GDPは2010年に日本を超える」

· 日本企業の中国撤退が増加 その原因は?