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エッセイ:東京で本を借りる─「みんなの図書館」利用体験記
発信時間: 2009-04-24 | チャイナネット

その後、声も外見も優しげなその職員は「渋谷区図書館案内図」を手渡しながら、同区内の図書館と貸出の手順について詳しく説明してくれた。

 

説明によると、渋谷区内の図書館1カ所で利用者カードを交付してもらえば、同区内の全図書館の資料を利用できるという。つまり、この利用者カード1枚で、中央図書館、西原図書館、渋谷図書館、代々木図書館などの図書館8カ所で自由に本を借りられるようになる。さらに便利なことに、これらの図書館のうち、どこで予約や貸出サービスを利用しても、どこでも受け取りや返却ができることになっている。まるで「図書のネットワークワールド」に入り込んだような気がした。

 

また、日本の図書館は図書の貸出についてあまり厳しく管理していない。利用者は1度に10冊まで2週間借りることができ、さらに返却期限を2週間延長することも可能だ。図書館には多くの視聴覚資料も揃えられており、クラシック映画のビデオや様々なジャンルの音楽CDなどを1度に3点まで借りることができ、返却期限は本と同様となっている。

 

さらに、渋谷区の図書館は午前9時から午後7時まで開館しているが、朝早く家を出て夜遅く帰宅する人にも便利なように図書館の入り口に「ブックポスト」を設置している。このおかげで、早朝でも深夜でもいつでも本を返却することが可能になっている。このほかに、渋谷区内の全図書館の所蔵資料一覧がネット上で公開されているので、ネット上で検索、新刊図書情報の収集、貸出延長、予約などのサービスを利用することができるという。

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