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まほらまの南京生活:小学生時代は作文が大の苦手
発信時間: 2009-05-04 | チャイナネット

旧友1人ずつの顔を浮かべながら書くので、かなり時間がかかったようだ。半日から2、3日かかった人もいたという。書かれた内容をみれば、今でもその学生の顔が浮かんでくる。各氏の長所を書いたあと、クラス全体についての感想もそれぞれが書いていた。

▽私たち級友は13億人で割った小さな確率で出会い、そして家族のように親しく付き合っている。▽私のクラスのみんなは仲がよく、心が一つになっている人たちである。▽こんなに素晴らしい級友を持つことが出来てとても光栄に思っている。▽級友のみんなが、こんなに素晴らしい人であることにふっと気がついた。▽素晴らしい仲間に恵まれ、素晴らしい大学生活になった。▽大学に入学してから3年間、一緒に授業に出たり、遠足に行ったり、兄弟姉妹のようになった。▽運に恵まれて、クラス仲間になった。この一章は必ず一生の財産になる。▽素晴らしい級友に恵まれ、私の人生で一番美しい思い出になると確信する。▽クラスは友情あふれる大家族である。優しく、明るく、団結し、本当に素晴らしい心温まる集団である。▽クラスメートと一緒に3年間、楽しく過ごした。みんなはとても素晴らしく、クラスの一員になれて本当によかった。

学生は級友の長所をあれこれ考えながら書いているうちに、クラス全体の素晴らしさを改めて認識していた。人はだれでも褒められれば嬉しくなる。そして、自分も他人も好きになることを実証しているようだ。学生のほとんどは一人っ子だ。学生時代の共同生活で、兄弟姉妹の家族愛の絆を感じているのかもしれない。

この作文には予期しなかった意外な効果もあった。それは次回に。

(写真はすべて南京大学構内で筆者写す)

「北京週報日本語版」2009年5月4日

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