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中日ハイレベル経済対話、環境保護協力が重点に
発信時間: 2009-06-03 | チャイナネット

張教授によると、金融危機の影響を受けて、東北アジアの経済情勢は不調となっている。安全や政治の面での混乱は経済発展をさらに難しくする。日本や韓国が取っている強硬な態度は、東北アジアの情勢をいっそう緊張させるものだ。

 

胡副主任は、「東北アジアの経済協力には相互補完性が強い。日本には進んだ技術があり、中国には巨大な市場がある」と語る。胡副主任によると、今回の経済対話では、環境保護技術での協力で大きな成果が上がる可能性がある。「環境保護技術の輸出は日本にとって、国際的な信望を高めるチャンスでもあり、中国との貿易赤字を縮めることにもつながる。中国にとっても、環境保護産業は、中国が発展を進める新たな経済成長分野だ」

 

▽調達チームの派遣はあるか

EUや米国との経済対話にあたって、中国は、貿易や調達の分野での大規模注文をプレゼントしてきた。まもなく行われる経済対話でも、中国は日本に同様の贈り物をするのだろうか。

 

張教授は、「経済対話のテーブルで調達チームの派遣を日本が要求するのは間違いない」と語る。張教授によると、経済回復の過程にある日本にとって、中国経済の成長がもたらす牽引(けんいん)作用は大きい。日本製品の輸入は日本が必要とするものだ。

 

胡副主任も、「中国側からの調達チーム派遣という選択肢を排除する必要はない。中国企業が日本からの調達を行えば、進んだ技術と進んだ管理経験を学ぶことにもなるし、双方企業の相互学習を強めることにもなる」と語る。

 

ただ胡副主任は、「両国のここ数年の経済・貿易関係から考えて、日本に調達チームを派遣するのは余計なことという感じも否めないし、両国の経済・貿易関係の長期的で奥行きある発展をさまたげることにもなる」と注意を呼びかける。胡副主任によると、調達団の派遣は特殊な時期の特殊な政策だ。中国と日本の経済・貿易関係は安定した土台を持ち、経済的な依存度も不断に増している。政治的関係で波が立った時期もあったが、経済・貿易関係が大きな影響を受けることはなかった。

 

胡副主任によると、今回の中日ハイレベル経済対話が経済・貿易の面ですべきなのは、胡錦涛主席の「暖かい春の旅」の成果を実現し、新たな経済情勢に応じた新たな協力分野を開拓し、経済・貿易協力をいっそう拡大することだ。

「人民網日本語版」2009年6月3日

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