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ひょうたん笛で中国と縁を結ぶ日本の高齢者
発信時間: 2009-10-12 | チャイナネット

日中友好協会東京都連合会江東支部が開催しているひょうたん笛のクラスを見学した。見学前は、きっと中国と同じように数人の子供たちが先生に教わっているのだろうなと思っていたが、江東区役所の出張所の2Fの一室に入ると、そこにいたのは70歳前後の高齢者たちで、ぎこちない様子で吹き方を学ぶ姿はとても印象的だった。
 

 

ひょうたん笛との出会い

ひょうたん笛のクラスで教えているのは、日中友好協会東京都連合会文化交流委員会委員の平沢千恵子さん。平沢さんは中国の楽器に興味を持ち、以前は二胡の演奏技術を習得するために速成クラスに参加したり、中国人の友人や先生に教えてもらうなど努力を重ねた。しかし二胡は税関の規制で中国から持ち帰ることができなかったため日本で買ったが、美しい音色はなかなか出なかったという。

そして去年に雲南省昆明市で出会ったのがひょうたん笛だ。大声で「1000円、1000円」と売られていたひょうたん笛は、見た目も可愛らしく音に抑揚があり、平沢さんは一目で気に入った。平沢さんは、食事1回分の値段でこんなに美しい音色が出る楽器を持って帰ることができるのかと思いとてもうれしかったと当時を振り返る。

吹き方を教えてくれる人がいるかどうか尋ねたが、みんな小さい時に両親や祖父母に教えてもらうため先生はいないという。仕方なく平沢さんは売っている人に基本的な演奏のコツを教えてもらい、ひょうたん笛の吹き方を紹介したDVDや本を買って帰国。そして繰り返し練習するうちに、ようやく満足な音を出すことができるようになった。

高齢者の健康維持に効果的

瓢箪笛普及クラスの様子

平沢さんはひょうたん笛を学び始めて、これは高齢者の健康維持に効果があることに気がついた。ひょうたん笛は7つの音が出る。吹く時は指の運動になり、音やテンポ、リズムなどを頭で考えなければならない。それに肺活量も上がり心も和む。指、頭、肺活量が鍛えられ、心も豊かになることから、高齢者の健康維持には最高だと考えた平沢さんは、高齢者向けのひょうたん笛クラスを始めることにした。

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