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ひょうたん笛で中国と縁を結ぶ日本の高齢者
発信時間: 2009-10-12 | チャイナネット
 「中国の民族楽器をやっているので、中国のことを知りたい」

  ひょうたん笛クラスで学んでいる人は10人余り。問い合わせや参加希望者の数も少なくない。高齢者たちの演奏はまだ初心者レベルだが、平沢さんの話によると、学生の中で音楽や楽譜の基礎知識がある人はわずか1人だという。全く音楽の基礎がない高齢者が、難しい中国の民族楽器を学ぶ力はどこから出てくるのだろうか。

「里の秋(中国名:又見炊煙)」や「竹田の子守唄(祈祷)」を演奏する高齢者

 

練習が終わったあとに行われた交流会では、メンバーの一人一人が「ひょうたん笛とは運命的な出会いだった」と話す。音楽が大好きで子供の頃からバイオリンやピアノを習ってきた小Tさんは「日本では珍しいこのひょうたん笛に惹かれました。有名になりたいと思って一生懸命、平沢さんから学んでいます。それに中国のことをもっと知りたい。そう思って今は中国語も勉強しています。音楽には国境がありません。一生懸命に頑張っているので、上手に吹けるととてもうれしいです」と話す。

きれいな発音の中国語であいさつをした鎌Kさんは、去年の10月からひょうたん笛を始めた。鎌Kさんは10年ほど前に北京郵電大学で3カ月ほど中国語を勉強したことがある。太極拳や中国に関する多くのことに興味があるという鎌Kさんは、珍しい中国の民族楽器を学ぶことができ、仲間も増えてとてもうれしいと言う。

平沢千恵子委員(右)

高Hさんは、悠久な歴史の中国に興味があり、中国に関する小説もたくさん読んだ。そして北京や桂林、三峡など7回も中国を観光し、シルクロードも歩いたことがあるという。また旅行が大好きで、何度もツアーで中国を訪れている大Uさんは、もうすぐ80歳を迎える。

ひょうたん笛のクラスが出来てからメンバーたちは、老人ホームや区内の健康祭りで演奏してきた。そうした活動予定も来年の3月まで詰まっている。また中国ではひょうたん笛の1級から10級までの演奏試験があると知ると、メンバーたちからは来年は試験を受けに行きたいと言う声が上がった。

「チャイナネット」  2009年10月12日

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