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外交部記者会見、朝鮮ミサイル発射などについて
発信時間: 2009-10-14 | チャイナネット

中国外交部の馬朝旭報道官は13日の定例記者会見で、朝鮮のミサイル発射、イギリス人麻薬密輸事件、パキスタン首相の中国初訪問、インドの指導者の国境争い地区での活動などについて記者の質問に答えた。

 

「朝鮮半島の緊張緩和に影響なし」

朝鮮のミサイル発射について、馬朝旭報道官は「朝鮮半島の緊張緩和に向けた動きに影響することはない」と述べた。

馬報道官は、この日の記者会見で「朝鮮が5発の短距離ミサイルを発射したことについて中国政府はどう見ているか」と聞かれ、このように述べたのだ。さらに「関係各国が自制を保って冷静に対応し、朝鮮半島の非核化と安定、6カ国協議の再開に向け建設的な努力をするよう期待している」との立場を示した。

 

「麻薬密輸事件の審理は合法」

昨年死刑判決とされたイギリス人麻薬密輸事件について、馬朝旭報道官は「事件の審理は中国の法律と規定にかなっている」と述べた。

2007年末、イギリス人アクマル・シェイク被告が麻薬4キロを密輸しようとした疑いで、新疆・ウルムチの空港で逮捕され、昨年10月、ウルムチ市の中等裁判所で行われた一審で死刑判決が言い渡された。シェイク被告は上訴していたが、先週、2度目が却下された。

この事件の審理について、馬報道官は「被告と弁護人には自由に弁護、訴訟する権利が確保され、被告のために通訳も配置された」と説明した。

 

パキスタン首相の中国初訪問に期待

馬朝旭報道官は定例記者会見で、「パキスタンのギラニ首相が初めて中国を訪問することは、両国関係のより一層の発展を促していくだろう」と期待を示した。

馬朝旭報道官は「中国の温家宝総理の招きに応じて、ギラニ首相は12日から15日にかけてSCO・上海協力機構第8回首相会議に出席するほか、中国を正式に訪問する。これは、ギラニ首相が就任後初の中国訪問である。胡錦涛国家主席、温家宝総理、賈慶林全国政治協商会議主席がギラニ首相とそれぞれ会談し、両国関係や共に関心を持つ国際問題などについて意見を交換する」と述べた。

 

中国、イランのSCO会議参加を表明

馬朝旭報道官は、「イランは、SCO・上海協力機構のオブザーバーとして、それなりの役割を果たすだろう」と述べ、イランのラヒミ副大統領が14日に北京で行われるSCO参加国第8回首相会議に参加し、中国の温家宝総理と会談する予定だと明らかにした。

また、馬朝旭報道官は、「イランは、SCOのオブザーバーとして、ほかの国と同様に、それなりの役割を果たすだろう」と述べた。

 

中国、インドの指導者の国境争い地区での活動に遺憾

馬朝旭報道官は、「インドの指導者が中国とインドの国境争いの地区で活動したことを、遺憾に思う」と、中国の立場を示した。

この日、インドの指導者が国境争いの地区を訪れ、談話を発表したことについて、馬朝旭報道官は「両国の国境は正式に画定されていない。中国政府は国境争いの地区に対する立場は終始明確だ。両国関係の健全化のため、インド側が中国の関心を直視し、この地区で紛争を起こさないことを求める」と強調した。

「チャイナネット」 2009年10月14日

 

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