上海ダイヤ取引共同管理弁公室の最新統計によると、昨年、世界のダイヤモンド市場は世界金融危機の影響でおしなべて低迷したが、上海ダイヤ取引所だけは輸出入・取引額が安定して伸びた。さらに中国は日本を抜き、米国に次ぐ世界第2位のダイヤ消費市場となった。上海ダイヤ取引所のダイヤ輸出入・取引額は初めて15億ドルの大台を突破し、15億2100万ドル(前年比16.4%増)となった。
世界の主なダイヤ取引所のダイヤ輸出入額は昨年、世界金融危機の影響で大幅に減少。特にベルギーは33%、イスラエルは41%の減少を見せた。一方中国は、09年初め以来、経済の底打ちと回復に伴い、ダイヤ輸出入の安定成長を実現。上海ダイヤ取引所の月平均輸出入・取引額は次第に回復し、ついに08年の金融危機発生前の規模を超えた。
持続的で安定した経済成長のおかげで中国のジュエリー市場、特にブライダル市場のダイヤ需要は伸び続け、研磨済みダイヤの輸入総額は3割以上伸び、6億9900万ドルと過去最高を記録した。現在中国はジュエリー用研磨済みダイヤの輸入額ですでに日本を抜き、米国に次ぐ世界第2位のダイヤ消費市場となっている。
「人民網日本語版」2010年1月26日 |