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「重慶大爆撃」訴訟第12回公判、日本で開廷
発信時間: 2010-01-28 | チャイナネット

「重慶大爆撃」のひとつ、「松潘爆撃」訴訟の公判が27日、東京地方裁判所で開廷した。これは、「重慶大爆撃」裁判で12回目の公判となる。四川省松潘県の原告2人が、日本軍による「松潘爆撃」が現地住民にもたらした大きな被害について、法廷で陳述した。

「松潘爆撃」訴訟事件の被害者代表・馬福成さんは、彼の家族が爆撃で重傷を負い、祖母など3人が命を失ったと語り、「松潘爆撃」に対する謝罪と損害賠償を行うよう日本政府に求めた。

「重慶大爆撃」弁護団の田代博之弁護士は、記者に対し、「数度にわたって開かれた法廷では、検察側と弁護側の争点がずっと食い違ったままだ。弁護団は、事実と証拠に基づき、歴史を実証していく」と述べた。さらに、「弁護団は3カ月に1回は法廷で陳述していくつもりだ。中国人被害者に法廷で当時の状況を陳述してもらうことで、日本の裁判所と日本人にこの史実を知ってもらいたい。第1審で敗訴しても、弁護団は、高等裁判所、最高裁判所に上訴する」と続けた。

中国侵略の旧日本軍は、1938年2月から1943年8月まで、日本軍機9513機を出動させ、200数回にわたり重慶への空爆を繰り返し、細菌爆弾など各種爆弾2万1600個を落とした。これにより、現地住民1万1900人が命を失い、1万4100人が負傷し、家屋1万7600棟が爆破された。この爆撃は、歴史的に「重慶大爆撃」と呼ばれている。

「人民網日本語版」2010年1月28日

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