北京語言大学留学生寮の1号ビル8階で18日の午前11時ごろ、若山さんと呼ばれる日本人留学生が自殺した。ネクタイで首を吊った模様。北京語言大学宣伝部の李部長によると、大学側はすでに家族と日本大使館に知らせており、具体的な事情は警察の調査を待っているという。
事情を知っている人の話では、最初に発見したのは大学の警備員で、宿舎でこの学生がネクタイで首を吊っているのを発見。すぐに警察と大学に報告し、大学にある病院の医師が現場に駆け着けたが、その時にはすでに息はなかったという。留学生は濃い青のダウンを着ており、下は白いTシャツ、ジーンズという服装だった。
自殺が発見された宿舎は、外部の人の訪問が禁止されている外国人学生の寮で、若山さんと同じ階に住んでいた学生は「たまに接することがあった。あまりよく知らないが、人柄はよさそうで、性格も明るい感じだった。変わった行動は見られず、若山さんが死んだと聞いてとても悲しい」と話す。
北京語言大学宣伝部の李部長によると、若山さんは昨年9月に北京語言大学に留学、専攻は中国語で、自殺前に何か特別なことがあったと言う話もなく、病気の記録もない。若山さんが発見されてから大学は若山さんの家族と日本大使館に連絡した。自殺の確かな原因はまだ分かっていない。
「チャイナネット」 2010年3月19日