日本のガラスメーカー旭硝子(AGC)はこのほど北京で、今年7月から中国で世界最速プラスチック光ファイバー「FONTEX」を販売開始すると発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が1日伝えた。
FONTEXは世界初、10ギガビット(Gbps)の大容量データ通信に対応、高速伝送によって銅線よりも環境に負荷がかからない低消費電力を実現し、近い将来大容量化、デジタル化する社会において人々が日常的に接触する「フルハイビジョン」や「3Dテレビ」など幅広い分野での応用が期待されている。
AGCはまた、北京郵電大学と共同で今月中にもFONTEXの応用研究を進める連合実験室を設立し、中国市場のテレビラインやテレビ内配線、室内ネットワークライン、通信ライン、電力業界などに対応したFONTEXの基準規格の応用開発や調査研究を進める。
「人民網日本語版」2010年4月2日