中日合作アニメ「三国演義」が4月4日9時30分から、日本のテレビ東京系列で放送される。このアニメは日本の玩具メーカー・タカラトミーと中国中央テレビ局傘下の北京輝煌動画公司が共同制作したものだ。「三国志」に関するパロディーや改編された日本のアニメ作品と違い、原作「三国演義」に忠実に作られていることが顕著な特徴である。
貂蝉
中国では中央電視台(CCTV)をはじめ、400余りの地方テレビ局で放送されており、視聴者にも好評である。
ネットで「中国の最初の16歳以上向けのアニメ」とたたえられるアニメ「三国演義」は、多くの高齢者にも好まれている。ネット利用者の「書生」さんは、「本当に面白いです。毎日夜、和やかな雰囲気で祖父と一緒に見ています」と語る。
キャラクターのイメージについて、「書生」さんは、「アニメ版の曹操と諸葛孔明はこれまでの絵本よりずっと格好いい。貂蝉は美人で、大喬と小喬も美人です」と評価し、「周瑜はちょっと頭が悪そうですね。呂布を見ると言葉を失います」と正直な意見も伝えた。
日本との共同制作について、ネット利用者のアネザウさんは、「『三国演義アニメ版』というタイトルから、中国の力量が大きいことが明確です。というのは、中国の名作は日本で妖魔化されがちだからです。『鋼鉄三国志』などを見れば、日本人が考える三国演義が私たちのと大きな差があることが分かります」と評する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月2日