関西の貞松・浜田バレエ団が初の中国巡回公演

タグ: バレエ団

発信時間: 2010-04-13 15:11:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

神戸を拠点に活動する貞松・浜田バレエ団が13日に中国を訪れ、北京と上海で4回の公演を行い、上海バレエ団などと交流することになっている。これは中国職工対外交流センターの招請に応じたもので、関西の日中文化教育経済交流協会が手配した。

1965年3月に創立した貞松・浜田バレエ団は、クラシック・バレエを基本にクラシック作品と創作作品の公演を続け、海外を含めると公演回数は1000回を超える。また同バレエ団はモスクワ、ロンドン、パリ、モンテカルロ、ミラノ、ニューヨーク、北京、上海などで研修を行い、海外の人たちとの交流も深めてきた。

公演作品は「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「ジゼル」「コッペリア」「ドン・キホーテ」、定期的に開催されている「ラ・プリマヴェラ」で、創作作品の公演も21回を数え、団員や国内外の客演振付家による創作作品も170に及んでいる。

団長の貞松融さんは、中国映画『白毛女』をいち早くバレエ化し、中国で約12回公演して中日民間友好交流の草分けとなった松山バレエ団の元団員で、1964年に故周恩来総理の招きで訪中した松山バレエ団の一員として『白毛女』の公演に参加した経験がある。

今回の訪中公演は、両国の文化交流を強化し今後の友好交流の礎を築くことを目指すために出演料はない。

在中国日本国大使館の宮本雄二大使はこの友好公演に対して、「日中両国の芸術家が、バレエという人間の身体と感性によって生み出される芸術作品を共に作りあげていくことでさらに交流を深め、一人でも多くの中国の人がこの公演を見て、美しさと力強さを合わせもった日本のバレエの魅力を感じてもらえることを期待する。そして今回のバレエ日中友好公演という文化交流を通じて、両国国民間の相互理解が一層進むことを確信している」とメッセージを寄せた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月13日

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