4月17日、宮本雄二大使、段躍中(右)と欧陽柏青(左)との記念写真。日本僑報社提供
日本湖南人会会長段躍中氏は先日、「在中国日本大使の湖南への思い」という題目で、宮本雄二大使の湖南に対する思い入れや、在日本の湖南省出身者の日中友好活動を支持することを紹介した。段躍中氏は文章の中で、宮本大使の湖南に対する思いはとりわけ強く、湖南人としてこのことを大変うれしく光栄に思うと述べている。段躍中氏の「在中国日本大使の湖南への思い」からの抜粋は以下の通り:
宮本雄二大使と会見する時、いつも必ず私の故郷である湖南省の話になり、これは大使に就任されてからもう4度目になった。今年4月15日午後、私は第5回中国人の日本語作文コンクールで最優秀賞の受賞者を連れて宮本大使を表敬訪問した際には、この湖南省が再び話題にのぼった。
今回は宮本大使がまず私達に去年の2月に湖南省を訪れ、周強省長と11月に長沙で「日本文化ウィークリ」の開催合意に至った経緯を紹介した。この「日本文化ウィークリ」を成功させるため、宮本大使は大使館の関係者を何度も長沙へ派遣した。開催期間中、文化教育担当の山田重夫公使は約1週間湖南省に滞在し、宮本大使本人は「日本文化ウィークリ」の開幕式など重要な活動に参加しただけでなく、千年歴史がある学府の湖南大学で、湖南への思い溢れる講演を行った。
湖南省で過ごした数日、宮本大使はいまだに記憶に新しいと言う。特に毛沢東主席の旧居を拝観した際のことは忘れられないそうである。彼は「毛沢東主席の故郷の風景は大変美しく、湖南省の特色をそのまま残している。この韶山から新中国を創立するような偉人が輩出された、これは大変すばらしい出来事である。」と述べた。また山田公使に向かって次回湖南省に行くときは必ず韶山を見に行くようにと声をかけた。
4月17日午後、筆者が宮本大使主催の桜を見る会への招待を受け再び大使と会見した時、同行したのが湖南人であり、日本の早稲田大学へ留学した経験がある欧陽柏青氏で、宮本大使と故郷湖南省について語り合った。我々は大使に対して以下のような話をした。大使の湖南に対する並々ならぬ思い入れに対し、湖南人として大変うれしく光栄に感じている。宮本大使の湖南への思い、その中でも特にいかに日本と湖南省の交流を推進していくかの見解を、より多くの湖南人に知ってもらうために、我々は湖南省のテレビ撮影チームを北京へ招き、大使への取材を計画したい、と大使に申し上げたところ、宮本大使はいいでしょう、と快く応じて下さった。我々は湖南衛視など地元メディアの取材を通じて、故郷湖南省と日本間の交流がより推進されること、故郷の多くの人々が日本の外交官の中に、このような湖南省を愛している大使がいることを知ってもらいたい。
また我々は宮本大使に去年成立したばかりの日本湖南省友の会と日本湖南人会、及び日本で創設された漢語角(中国語サークル)と日語角(日本語サークル)の活動を紹介した。宮本大使は段さんのアイディアが多く、また内容がどれも良い、これからも努力を続け、湖南省と日本間交流の橋渡しを進め、日中両国の友好により多くの貢献となるようにと、励ましの言葉を頂いた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月28日