中日両国の友人たちによる成果報告会 東京で開催

タグ: 日曜中国語コーナー 日本麗澤大学

発信時間: 2010-05-27 13:15:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

漢語角で報告する日本麗澤大学の三瀦正道教授。段躍中撮影

5月23日午後、日本僑報社が創設した漢語角(日曜中国語コーナー)第139回交流会が開催された。今回の交流会は中日両国の友人たちによる成果報告会がテーマで、日中友好人士・日本の大学教授・中国人青年学者などが各自の最新の成果を報告し、参加者の好評を博した。

まず最初に、日本麗澤大学中国語学科教授の三瀦正道氏が2010年版『今、中国が面白い』の出版までの経緯を報告した。氏は、「皆さんが本書を通して、客観的・科学的な観点から、真実の味わい深い中国を目の当たりにし、一般庶民の生活の息吹を感じ取ることができたら、と思います」と述べた。『今、中国が面白い』は26名の“而立会”会員によって翻訳されている。“而立会”とは、中国の良書を日本に紹介し、中日両国の相互理解と代々の友好を推進する事を趣旨として三瀦正道教授が2004年に創立した翻訳組織で、以来6年間、日本僑報社の支援の下で次々と6冊の中国関係の書籍を出版し、読者の好評を博している。『今、中国が面白い』は、2007年に第一冊が出版されて評判になり、日本の有力新聞、朝日新聞には写真つきで紹介され、日本の各界が中国を理解するための読み物シリーズとして毎年出版されている。

中国人青年学者、慶應義塾大学経済学部助教の徐一睿博士は、受賞論文を出版化した『中国財政調整制度の新局面』について報告した。徐博士は1978年に上海で生まれ、1997年、留学のため来日、1999年に慶應義塾大学経済学部に入学し、修士及び博士課程終了後、2009年10月に同大学で経済学博士号を取得した。主要研究テーマは財政制度と中国の経済転換で、その研究成果は、日本人では慶應義塾大学金子勝教授、渡辺幸男教授、中国人では関志雄博士といった著名な経済学者たちからこぞって推奨されている。

中国訪問から帰国したばかりの日本人僧侶、小島康誉氏は、わざわざ漢語角に足を運び、「2日前に中国“人民友好使者”の称号を授与された」との朗報を紹介された。長年にわたり世界文化遺産の保護に尽力し、中日文化交流を推進し、新疆の経済・文化の発展に優れた貢献をした同氏を表彰し、中国人民対外友好協会は5月21日に北京で盛大な授賞式を催し、“人民友好使者”の称号を授与、井頓泉副会長が“人民友好使者”の証書とバッジを贈った。

10日前に“外国人の見た日本”論文コンテストでグランプリを獲得した早稲田大学大学院博士課程の晏英氏は受賞作品『祖母を祭る』の執筆経緯を披露した。

4人の友人たちの成果報告は度々参加者の喝采を浴びた。同日の集いに参加したNPO法人日中交流支援機構の岩楯嘉之事務局長は「日中交流の第一線で活躍し、素晴らしい成果を上げる人が益々多くなっている。漢語角という場を通して、より多くの中国を愛する日本人と在日中国人にその成果を共有してもらう事はとても有意義な事です」と語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月27日

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