外交部の張志軍副部長は、間もなく始まる温家宝総理のアジア歴訪について26日、北京で記者会見し、「日本訪問を通じて、中日両国の戦略的互恵関係をさらに深め、経済協力の調整と強化を推進できるよう期待する」と述べた。
温家宝総理は28日から韓国、日本、モンゴル、ミャンマーのアジア4カ国を歴訪し、韓国では、済州島(チェジュド)で開かれる第3回中日韓首脳会談に出席する。
張志軍副部長によると、5月30日から6月1日に予定されている日本訪問では、天皇との会見や首相、衆参両院議長との会談のほか、経済や文化分野の代表、友好団体および一般市民と交流し、さらにNHKの取材を受ける予定だ。期間中、食品安全や省エネ・環境保護、電子商取引などの協力について合意文書が締結されるという。
また、日本訪問では、中日友好に貢献した日本の民間人を表彰し、文化分野の代表と会談することが予定されているが、これについて、張外務次官は「中国政府が両国の民間の友好と文化交流を重要視しているためだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年5月26日