ホンダ中国、広州ホンダ、東風ホンダは27日、傘下の部品工場の従業員によるストライキの影響で、完成車の組立工場4カ所がすべて稼動停止となっていることを認めた。広州ホンダの発表によると、地方政府が仲介に入り、従業員と経営者は問題の解決方法について話し合いを進めているという。
メディアの報道によると、先頭に立ちストライキを実施した従業員2人は22日、ホンダ部品公司から解雇を言い渡され、同社は放送を通じ全従業員に2人を解雇したことを伝えた。
『南方日報』の報道によると、南海ホンダ部品工場の従業員は27日午前、マスクと作業着を着用し抗議デモを行った。従業員らは「最後まで戦う!」をスローガンに、待遇を改善し労働契約を結びなおすことを要求した。さらに、労働組合を再編し、労働組合の主席と関係役員の選挙を再度行うことを要求した。
そのほか、取材に応じた従業員は、給与引き上げのほか、給与制度の改善と管理制度の変革を要求していると話す。
工場で働く従業員は1600人以上で、うち実習生は半数以上を占める。
ホンダ自動車の広東仏山にある部品工場で、従業員が待遇不満を理由に5月17日からストライキを行っている。同社の中国のすべての組立工場4社が稼動停止となっており、広州ホンダも稼動停止が事実であることを認めた。 全文へ
ホンダ部品公司は26日午後4時に工場内の放送で、正社員の給料と手当てを355元増やすという新しい提案を伝えたが、労働者側はこれでは満足できないとしてストライキを続けているという。 全文へ
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月28日