東京消防庁の専門家、中国で地震応急救助の教官を育成

タグ: 訓練 防災意識 プロジェクト

発信時間: 2010-06-01 17:31:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中日関係者に訓練の内容を説明する長沢享さん

この訓練に参加しているのは、長沢さんと短期で指導するもう1人の日本人専門家の他に、中国地震局の中国人教官12人と、中国各省から来た消防局や救助隊の研修生33人。主に高所からいかに被災者を安全に救出するかという訓練で、各災害現場での様々な危険性の調査やそれを除く技術の取得、それに救援隊員たちがどのようにして一つの部隊として活動するかといった基本的なものだ。

半壊訓練棟から斜めブリッジ救出を実施する救助隊の研修生たち

 

今後の訓練ついて長沢さんは「中国は広く各地の状況はそれぞれ違う。これからは現地での応用訓練や、異なる場所での技術訓練など、様々な特別訓練を計画しており、各モデル省で訓練場を作り、教官たちの能力向上や救助に関わる人材育成能力の強化、地震救援技術のレベルアップを目指し、中国の各地方に適した救助の方法を見つけたい」と話す。

救援隊員の能力向上のほかにも、自分の身は自分で守るという防災意識の普及も大切だと考えている。「中国の人たちの防災意識はまだ薄く、テレビや公共公告でも防災の広報が非常に少ない。これから中国は幼稚園や小学校、社会で防災教育を強化する必要があるかもしれない」

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月1日

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