広州市では、日本から輸入された明治の粉ミルクを好む親が多い。日本製粉ミルクは、市内のコンビニやスーパーでまだ販売されているが、一部の製品はすでに品切れになったという。「羊城晩報」が伝えた。
市内で輸入食品を専門に取り扱うコンビニの入り口付近には、明治や雪印など日本ブランドの粉ミルクが並んでいた。店員によると、同店で販売されている乳幼児用粉ミルクは全て、日本から直接仕入れているという。「明治と雪印の粉ミルクの輸入は4月頃ストップしました。現在販売しているのは、全て2月に輸入したものです」と店員は説明した。
市内の多くの店舗でも、明治ブランドの粉ミルクは売られているが、種類によっては品切れになったものもある。淘金路のスーパーマーケットの商品棚には、オーストラリア原産の明治ブランド粉ミルク「ステップ」しか残っていない。粉ミルク販売担当者は、「明治の『珍愛童(3歳以上)』はすべてオーストラリアから輸入しています。日本から輸入している『ほほえみ(生後0-8カ月用)』『ステップ(生後9カ月以上用)』は10日以上前から欠品中ですが、いつ再入荷されるか分かりません」と語った。
明治の粉ミルク顧客ホットラインによると、今のところ、日本から輸入されている「ほほえみ」「ステップ」を含む中国国内の明治製粉ミルクの販売状況に特に変わった点はないという。
「人民網日本語版」2010年6月4日