故梁思成氏の銅像が奈良県に建立されることを記念する展覧会の開幕式が12日午前、北京の中国国家博物館で開かれた。展覧会は6月16日まで5日間開催される。
「大家の道--人類文化遺産保護の先駆者『梁思成』」をテーマとする同展覧会は、4月24日に全国政治協商講堂で開かれた「古都の恩人--梁思成」講演会ならびに銅像プロジェクトの発足式に続く重要イベントだ。その趣旨は人類文化遺産保護の先駆者である梁氏を記念することで、文化遺産保護への参加を社会全体に呼びかけることにある。
奈良県政府は2009年、梁氏の銅像建立を「平城遷都1300年祭」の関連イベントに盛り込み、奈良県文化会館の「つどいの広場」に銅像を建てることを決定。2010年10月に行われる「平城遷都1300年祭」祝賀式典の期間中に銅像の除幕式と日中友好フォーラムの開催を予定している。奈良県に寄贈された銅像は1940年代の生前の姿をもとにしており、清華大学建築学部に在籍する彫塑家、王青春氏が制作した。
「人民網日本語版」2010年6月17日