梁思成の銅像、奈良に建立

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発信時間: 2010-04-26 15:54:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
中国文物学会の羅哲文会長(左)と駐中国日本国大使館の川上文博参事官(右)が、銅像前に花輪を献上した。

 中華社会文化発展基金会「梁思成銅像建立組織委員会」と中国政協新聞社が共同で主催した「古都の恩人・梁思成」講演会が24日、北京で開催された。同講演会において、梁思成の銅像序幕式が、今年10月31日の「平安遷都1300周年祝典」で行われることが明らかになった。

 清華大学美術学院の李象群教授工作室で制作された梁思成の銅像は、24日の講演会現場でお目見えした。講演会に出席した中国文物(文化財)学会の羅哲文会長と駐中国日本国大使館の川上文博参事官が、銅像前に花輪を献上した。梁思成の銅像(胸像)は、奈良県政府に寄贈され、奈良県文化会館に永久保存される。梁思成記念銅像は、日本国内の一部都市にも建立され、一連の記念イベントが開催される予定。

 清朝末期の著名政治活動家・啓蒙思想家だった梁啓超の長男・梁思成(1901-1972)は、有名な建築家。第二次世界大戦中の1944年、連合国軍は日本本土への大規模な空襲を展開した。当時、「戦争地区域文化財保護委員会」の副主任だった梁思成が、「京都と奈良を爆撃しないように」と連合国軍に提案したことで、千年の歴史を持つ古都は爆撃から難を逃れた。このことから「古都の恩人」「人類文化遺産保護の先駆者」と称えられている。

「人民網日本語版」2010年4月26日

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