新日本石油株式会社(新日石)は29日、中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ)と合弁会社を設立し、中国などアジア・太平洋地域へ石油製品を輸出することで基本合意したと発表した。
共同通信によると、新日石傘下の大阪製油所を10月1日に両社の合弁会社に切り替えて新会社を設立する。出資比率は中国側が49%、日本側が51%。新会社がペトロチャイナの提供する原油を軽油やジェット燃料などに加工し、ペトロチャイナがアジアなどで販売する。新日石はペトロチャイナの強大な販売網によって、アジア市場への輸出を拡大したいとしている。
両社は2008年5月に合弁会社設立の計画を進めていたが、アジアの石油市場の低迷により設立が長引いていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月1日