調査・コンサルト会社の米ギャラップ社は6月29日、世界117カ国で行った景気見通しについてのアンケート結果を発表した。それによると、アジア各国は全体的に見て、景気見通しに対して楽観的だという。中でも中国は、景気が「良くなっている」と答えた人の割合が81%に達し、最高だった。「環球網」が伝えた。
ギャラップ社は09年、世界117カ国で同調査を行い、それぞれの国で約1000人が回答した。回答者への質問は「現在、あなたの住む都市もしくは地域の経済情況は、全体的に見て良くなっているか、悪くなっているか」というもの。
アジアで、景気が「良くなっている」と答えた人の割合が最高だったのは中国だ。報告は、「アジアは全体的に見て、景気の見通しに対して楽観的だと言える」としている。ただし、アジアの全ての国が楽観的ではなかった。パキスタンでは楽観的な回答が20%、日本はわずか18%でアジア最下位となった。
ギャラップ社は評論の中で、「中国経済が08年の金融危機においても大きく成長したことを考えると、中国人が自国の経済情勢について楽観的なのは驚くべきことではない」としている。
「人民網日本語版」2010年7月1日