日本の最大野党・自民党は先日の参議院選挙で、改選38議席を上回る51議席を獲得する大勝利を収めた。自民党は大いに勢いづき、衆議院選挙での政権奪還も目標に定めた。だが世論調査によると、60%の日本人は自民党が政権復帰することを期待していない。「環球網」が伝えた。
NHKが21日に発表した世論調査によると、自民党が次の衆議院選挙で勝利し、昨年9月に失った政権に復帰することを期待すると答えた有権者は37%に止まった一方、否定的な見解は60%に達した。自民党が参議院選挙で51議席を獲得したことについては「ちょうどよい」が48%、「もっと少ないほうが良かった」は31%、「もっと多いほうが良かった」は14%だった。
参議院での自民党の勢力は選挙前の71議席から84議席に増加。第2党の地位を維持し、民主党との議席差も45議席から22議席に縮めた。
民主党は参議院選で敗北。改選54議席中44議席しか獲得できなかった。依然参院第1党ではあるが、議席は116議席から106議席に減った。民主党の獲得議席(44議席)について世論調査は「ちょうど良い」が49%、「もっと多いほうが良かった」が28%、「もっと少ないほうがよかった」が18%だった。
有権者の不満を受け、菅直人首相率いる民主党内閣の支持率も下がり続けている。世論調査では「支持しない」が約50%、「支持する」は40%を割った。だが、民主党の勢いが弱まったとはいえ、自民党もまだ有権者の心を再びつかむことができていない。自民党の政権奪還には一層の努力が待たれる。
「人民網日本語版」2010年7月23日