日本アニメに「だまされた」アニメ専攻の卒業生

日本アニメに「だまされた」アニメ専攻の卒業生。

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発信時間: 2010-07-28 09:44:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

どの専攻の卒業生が就職するときに仕事が最も探しにくいか。その答えは多くの人が意外に思う-アニメ専攻である。

マークス社の大学生就職調査報告によると、2009年の十大就職難の専攻の中、アニメ関係が「学部卒業生の22.5%が半年後も失業中」として首位になった。2008年以来アニメ関係は既に二度「失業率が高い専攻トップ10」に入っている。

もう一つの統計資料によると、この先二三年はアニメ関連の人材の需要は35万人に達し、かなりの不足にある。

仕事は探しにくく人材は見つけにくい

劉さんは北京のある大学のアニメ専攻の四年生である。制作に参加した短編アニメーションは「中国(北京)国際大学生アニメ祭」で優秀賞を獲得した事がある。学校を卒業して何日も経ってはいないが彼の仕事はまだ決まっていない。同級の100名の学生のうち、既に仕事が決まったのは十数名にすぎず、しかも大多数は本来の専攻内容に合ったものではない。「大学四年間で我々はアイデア創出、シナリオ制作、演出などの養成教育を受け、その目標とするところは高度の創作型の人材だった。一本の3分か5分の卒業作品のために前期の構想から後期の制作まで、たぶん二年から三年の時間を費やした。ところがアニメ制作会社に入ると、我々は生産ライン上の機械工になってしまうのだ」

劉さんがこのように「仕事が見つけにくい」事について悩みを話すとき、王超氏もまた「人材が見つからない」事について悩んでいる。王超氏は北京完美時空網絡技術有限公司のアニメ前期設計部経理で、二ヶ月を過ぎても予定している五名の設計師の席は依然うまらないままである。「前任の経理が担当の時期から既に募集に着手していたが、応募者が本当に少なく、その上応募者の条件と提示の仕事内容に大きな開きがある。」

「アニメが好きな事とアニメを制作は別のことである」

「若い人がアニメの仕事を選ぶときに普遍的に存在する間違いがある」清華大学美術学院の呉冠英教授は、日本のアニメの影響を受けて彼らはアニメが好きなようだが、アニメが好きな事とアニメを制作する事は完全に別の事である。アニメ制作は実際のところ苦しい仕事であり、収入も想像するほど高くない。この事について多くの学生が充分な認識の準備が出来ていないと語る。

「本来の意義を厳格に言えば、学院は基本的な能力があり、かつ産業の需要に合ったアニメ人材を養成出来るだけであり、実際に理想を実現し、優秀なアニメーション製作者となるためには、仕事を通しての一歩一歩の練磨が必要になる」呉冠英教授はこのように強調する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月28日

 

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