企業社会責任(CSR)が中国でも徐々に注目され始めている中で、日中経済協会の清川佑二理事長の翻訳著作『企業社会責任論』(原本は『企業改革へのCSR実践論―リスクを乗り越えるコンプライアンス経営』)が5月に出版された。
この翻訳著作の原本は2年前に日本で出版され、清川佑二理事長は今回の中国語版の序言で、「この2年間で世界の環境や人権問題への注目は急速に高まり、100年ぶりの金融危機に端を発した経済危機を経てCSRはさらに深化している。この本では、日本の企業、特に多国籍企業の従業員が持っている規範意識や企業文化を具体的に論じており、日本の特定企業を例としているが、中国人読者にとって日本企業の考え方と規範意識を理解してもらう上ではいい材料になるだろう」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月11日