愛知万博と上海万博の両方に携わってみて、どんなところに共通点や相違点を感じますか?
程度の差はあるかと思いますが、10月31日の閉幕に向けて万博を無事に成功させようと毎日取り組んでいる「思い」は共通点ではないでしょうか。
相違点は・・・一番は「規模が大きい」という点。面積、入場者数など・・・とにかく中国の規模はデッカイです。また、愛知は環境をテーマにしていたので、一般車両を園内では見かけなかったですが、上海は「都市」がテーマで園内が都市そのものという感じです。なので、アスファルトで白線の引いた普通の道路もあれば信号もあり一般車両(もちろん環境に配慮した特別な許可書がある車両だけですが)が走っている所でしょうか。
ズバリ、嶋田さんにとって万博の魅力とは?
一言で言うとテレビで流れる万博CMで言っている「不出国?,看遍世界」です。各館のエンターテイメントの部分を楽しむと言うこと以外に、テレビや映画、本や雑誌でしか知らなかった世界を、世界中から来た人々と出会い語らい、知らない文化を肌で見て感じて、聴いたことのない音楽を聴いたり、食べたことも無いものを味わったりしながら、世界を「手の届く場所」で感じられるところです。地球は広いので、今まで聞いたこともない国や地域を知り、少しでも興味がわいたら国際交流の第一歩ですね。人との交流を通して、国や人種、文化、民族、宗教などの関係ない「地球市民」だと感じられる要素がいっぱい詰まった万博は、魅力たっぷりです!
海宝ファミリーと記念撮影
今回は上海万博の運営を裏で支えるスタッフに話を聞くことができた。わたしも5月に開幕してすぐ生まれて初めて万博を訪れ、「不出国門、看遍世界」を肌で感じ、万博のとりこになった。そのときには、嶋田さんのような万博に熱い思いを寄せるスタッフのことなど考えもしなかったが、今回お話しを伺って、万博の裏側にもたくさんの魅力がつまっていることを知った。(人民網日本語版記者 小月)
プチアンケート
・あなたの出身地は?
愛知県豊橋市
・中国滞在歴
去年の2月に来たので、約1年半です!
・一番好きな中華料理は?
トマトと卵の炒め物。麺のコシとトマトの酸っぱさと卵の香ばしさがたまらない!!
・中国で一番好きな都市は?
上海!!!
・中国にあって日本にないものを1つ挙げてください。
「勢い」でしょうか。話すスピードも現地の人も街の変化も公共バスもすべてに勢いを感じます。
・中国を漢字一文字で表すと?
『飛』
中国には飛んでこないと来れないですし(海を渡ってくる方法もありますが)、中国自体に勢い良く未来に向かって飛んでいるイメージがあります。また夢を追って中国へやって来たり、中国は夢を叶えて飛翔できる場所ではないでしょうか?
「人民網日本語版」 2010年8月24日