駐日中華人民共和国大使館教育処で24日、「新中国留学生受け入れ事業60周年記念交流会」および「2010年度中国政府奨学金生壮行会」が開催され、日本人中国政府奨学生、日中友好協会代表、および国会議員など日本各界から100人以上が出席した。
中国大使館の孫建明・公使参事官は祝辞で、「今年、中国政府奨学金を授与された日本人学生は140人以上となった」と紹介した。中日両国が30年前に留学生交換制度を始めて以来、日本政府、文部科学省、外務省、霞山会、日中友好協会などの尽力によるたまもので、現在では日本人留学生1万5千人が中国で学んでいる。日本人留学生は中国留学中により学校生活に融け込み、中国を理解し、多くの友情を築いていただきたい」とした。
日中友好協会の高野倉和央事務局長は、「日中両国関係は未曾有の良好な時期にある一方、相互理解はいまだ不十分であり、留学生が中国での学習を通じ両国の文化的違いを理解し、相互理解を促進し、日中両国のために相互信頼関係の構築に貢献していただきたい」と述べた。
孫参事官によると、今年は中国が留学生の受け入れを始めてから60周年にあたる。60年前、中国は初の留学生として旧ソ連、東欧から学生33人を受け入れた。昨年は、190以上の国と地域の留学生23万人以上が、中国国内の610校の大学、科学研究機構、およびその他教学機構で学習した。過去60年間で中国が受け入れた留学生総数は延べ169万人に達している。
「人民網日本語版」2010年8月26日