日米の専門家は28日、沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場を移設するため、同県名護市辺野古(へのこ)に造る代替施設についての最終協議を行った。日本政府は、滑走路1本の「I字案」と2本の「V字案」を併記した報告書を31日に発表する予定だ。
日米の外務・防衛当局は26日から、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐって、代替施設についての最終的な専門家協議を東京で開いていた。米国側は滑走路2本の「V字案」が最善だと強調していますが、日本側は1本の「I字案」が最適だと考えている。最終的に、日米双方は両案を報告書に併記することに同意した。日本政府は31日に報告書を発表し、沖縄県に日米専門家協議の最終結果を説明する方針だ。
日米は今後、同報告書に基づいて大臣級および次官級の交渉を続けることで、普天間基地移設の具体案を作り、外相と国防相が出席する次回の日米安全保障協議委員会の定例会議で最終合意を達成することを目指している。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年8月29日