新代表は首相にも就任することになる
日本の与党民主党の代表選は14日に投開票が行われる。現首相の菅直人代表と小沢一郎前幹事長は先週末も票集めに全力を尽くした。「新京報」が伝えた。
日本メディアによると、菅氏の支持率は67.3%で、小沢氏の22.8%を上回った。日本の法律では、民主党は衆議院を掌握しているため、新代表は首相にも就任することになる。
■新代表が直面する試練
アナリストは、民主党内に大きな影響力を持つ菅氏と小沢氏という両巨頭の争いは、党内の団結を揺るがす後遺症を残すことになると指摘する。
新代表は選挙後、党内の感情の亀裂を修復し、団結を維持するという厳しい課題に直面せざるを得ない。
菅氏は民主党の創設者の1人。一方、小沢氏は長年来の日本政界の風雲児。両氏共、何度も党首を経験している。菅派は約50人。一方、小沢派は約150人で党内最大派閥だ。菅氏は小沢氏の影響力の排除に努めている。一方、小沢氏は復権を強力に図っている。今回の代表選の引き起こした「親小沢」と「反小沢」の両大陣営の感情的対立は、過去のどの代表選にも増して「焦臭い」ものとなっている。
菅氏が当選した場合、指導層から小沢陣営の議員を排除するだろう。その結果、小沢氏が一部議員を連れて離党し、党が分裂するおそれがある。一方、小沢氏が勝った場合、自らの腹心を要職につけ、「反小沢」陣営との対立が激化するだろう。
アナリストは、菅氏と小沢氏のどちらが首相に就任するのであれ、党全体の団結を保てず、有効な政策を推進できず、「ねじれ国会」を解消できないのなら、国民の信頼と支持を得る長期政権となるのは難しいと指摘する。(編集NA)
「人民網日本語版」2010年9月13日