菅直人改造内閣が成立 小沢派への冷遇は否定

菅直人改造内閣が成立 小沢派への冷遇は否定。

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発信時間: 2010-09-20 13:13:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
菅改造内閣閣僚の集合写真

 日本民主党の菅直人代表による改造内閣は17日、皇居での首相任命式、閣僚認証式を経て正式に発足した。

 改造内閣は同日夜、首相官邸において初閣議を行い、円高・デフレに対する緊急な対応を行うとともに、6月に決定した「新成長戦略」の早急な実現を図る、国民に約束した政策を政治主導・官邸主導で実現するなどの基本方針を決定した。「中国新聞網」が伝えた。

 ▽首相、「有言実行内閣」と命名

 菅首相は同日夜、首相官邸で記者会見を行い、改造内閣を「有言実行内閣」と命名、できるだけ早い日本経済の振興、雇用問題の解決、経済成長の実現、金融・財政政策を講じた円高への対応などについて言及した。

 首相は、「(政権交代後の)この1年間は、試行錯誤の内閣であった」と表明、今後は「有言実行内閣」としてまい進していくと述べた。また、第1の課題として円高を含む経済・景気対策を挙げ、政府による為替介入は一定の成果をあげているが、一瞬たりとも気を緩めることはできない。必要な金融・財政政策をしっかりと行っていくとした。

 また、今後の重点として「日本の国際社会での活動について、しっかりと位置づけていきたい」としたほか、地域主権を挙げた。

 ▽小沢派への冷遇は否定

 菅首相は前原誠司外相および、再任の北沢俊美防衛相について提起し、「外交の面でもしっかりした態勢を、より強く党と内閣の中で強固なものにしていきたい」と述べた。

 改造内閣ではこのほか、ベテランとして海江田万里氏が経済財政大臣に、若手では当選3回の馬淵澄夫氏が国土交通大臣に起用された。

 菅首相はまた、小沢派に対する冷遇を否定、「適材適所で、全員が自分の能力や経験を生かせるような、そういう態勢を作ることが挙党態勢だと申し上げてきた。どこかのグループを外したとか外さないということは全く念頭にもありません」と強調し、「18日以降、副大臣、政務官を含めて全体の人事をやりますので、それを含めて見ていただきたい」と述べた。

 また、代表代行への就任を打診した小沢元代表からは「相当体力を消耗したので、しっかり支えるから勘弁してほしい」と返答があったことを明らかにした。

 「人民網日本語版」2010年9月20日

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