雲南省竜陵県「董家溝日本軍慰安所」慰安婦制度犯罪展覧館の改修作業がこのほど終了し、一般に公開される。同展覧館には文化財100数点、写真資料200数枚、史料16点が展示される。
竜陵県文体局の李紹元局長によると、竜陵県「董家溝日本軍慰安所」は、第2次世界大戦中に旧日本軍が雲南西部地域に侵略した際の重要な犯罪証拠跡という。
関連部門の大々的な支援のもと、慰安所の全面改修が実現した。竜陵県は改修期間中、中国慰安婦問題研究センターの主任を務める上海師範大学の蘇智良教授、長年にわたり蘇教授と共に慰安婦問題研究に携わってきた陳麗菲教授、中国慰安婦訪日訴訟団の康健・主席弁護士、諸ウ西慰安婦問題専門家の沙必lu氏らを現地に招聘、慰安所改修と館内展示について指導を受けた。また、これらの専門家は、大量の文字、写真、訴訟資料原本などを展示用に提供した。
旧日本軍は 1942年4月、竜陵を占領した。その後、この建物は強制的に市街地域の日本軍慰安所とされた。1942年から1944年までの2年間にわたり、多くの女性が日本軍将校のために慰安婦として働いた。中国雲南遠征軍が竜陵奪還のための戦いを繰り広げていた1944年11月、慰安婦は全員、日本軍に銃殺されたか服毒自殺を強制された。
「人民網日本語版」2010年9月20日