養老院で養子の高自祥さんが押す車椅子に乗って散歩する李鳳雲さん
李鳳雲さんの元の名前は李寿段さんと言い、1922年に朝鮮のピョンヤンのある貧しい農家に生まれ、19歳の時に重病を患った母親のために日本の「工場」に身を売った。その後、日本人について黒竜江省阿城市に来た時、日本兵に捕まり東寧市の要塞にあった「慰安所」に。日本が降伏してからは苦しい境遇から抜け出し、身元を隠して東寧県大肚川鎮に住むようになった。
1987年に東寧県道河鎮の養老院、2005年には東寧県社会養老院に入居。このところ李鳳雲さんの体の調子はあまりよくないが、養老院では食べ物も衣服も保障されていることから、静かで穏やかな晩年を送っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月2日