科学技術 感動の力 ——JAXA相模原キンパースを見学する感想

科学技術 感動の力 ——JAXA相模原キンパースを見学する感想。

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発信時間: 2010-09-27 15:07:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2010年8月8日、大使館館員と家族一行はJAXA相模原キンパースを見学させていただきました。そこには20世紀70年代以降発射されたあらゆる日本の衛星模型が展示されています。一番印象深いのは「ハヤブサ」に関するショートフィルムです。

ハヤブサはJAXAが2003年5月に打ち上げた小惑星探査機である。2005年イトカラ小惑星に到着しました。小惑星付近で科学観測を行ってから本体が降下したい、しかし、第一回の降下は失敗して壊れてしまいました。調整してからまた成功に降下しました。

2007年4月、地球に針路をとった。その間、姿勢制御装置の故障や化学エンジンの燃料漏れによる全損、姿勢の乱れ、電池切れ、通信途絶、イオンエンジンの停止など数々のアクシデントに見舞われたが、その大半は想定され、相互バックアップや自動復旧できるよう設計されており、推進剤ガスの放出による姿勢修正や太陽帆の原理による姿勢制御などの機転もあいまって復旧に成功、2010年6月13日、収納されていたカプセルははやぶさから離脱して、南オーストラリア・ウーメラ砂漠のアボリジニーの聖地でもあるウーメラ立入制限区域に着陸し、地球に帰還した。2003年5月の打ち上げから7年。姿勢制御用のリアクションホイールは3基中2基、化学燃料スラスタはすべて故障。バッテリは放電しきっているため、太陽電池パネルが太陽方向から逸れると即座に電源断となる状態。故障したスラスタ同士を繋いで復活させたイオンエンジンもいつ止まるかわからず、搭載されたコンピュータすらビット反転を起こし始めているという、まさに満身創痍の帰還であった。

このショットフィルムーは全天周映像で展示されまして、臨場感が強いです。信じられないのは科学技術コミュニケーションショットフィルムーとしても、人々を深く感動させる力を持ってあります。これは日本科学技術コミュニケーションの長所じゃないかなと思っております。科学技術はなかなか理解できない複雑なデータじゃなくて人間感情を持っている物語であります。

ハヤブサはいったいどんなすばらしい先端科学技術成果を取りましたか、多分子供たちは十分理解できません。でも、子供たちの心の底にはハヤブサが生き生きしている英雄であることを信じると思います。ハヤブサは様々な困難を乗り越えて使命を完成しました。その思いがあれば十分です。どのような先端的な科学技術成果を子供に教えて上げでも間も無く古くなるかもしれない。科学に対する趣味と熱情は一番大事なことだと思います。日本科学技術者の真剣と団結の精神の元は科学に対する趣味と熱情じゃないかなと思っております。



私たちがそのショットフィルムを見た日にちは8月8日でハヤブサ帰還の日にちは6月13日です。ただの二ヶ月ぐらい経たなくてこの最先端成果を実現できた衛星はもう南オーストラリア・ウーメラ砂漠から科学館に入りました。速いスピードで先端科学技術成果を一般市民と子供に説明するというやり方は本当にいい方法だと思います。国民と先端科学技術との距離を短縮して、国民は科学技術に対して親切な感覚が出てきます。

ショットフィルムを見てから私たちは衛星模型を見学しました。七十年代から日本はほぼ毎年衛星や宇宙船とか打ち上げます。今までもう三十台ぐらい打ち上げました。三十台の衛星模型を並んでもらって、私たちはショックされました。日本の宇宙科学技術水準は新たな高さにつきましたという実感でてきました。ハヤブサの成果を見ればわかると思います。

世界初のイオンエンジンによる推進実験

世界初のイオンエンジンの長期連続稼動実験

世界初のイオンエンジンを併用しての地球スイングバイ

世界初の微小な重力しか発生しない小惑星への自律的な接近飛行制御

世界初の小惑星に着陸実現

世界初の小惑星からのサンプル採取

日本の宇宙航空科学技術者は素晴しい成果を取り上げました。私たちは深く感動しました。感動をくださる方たちは多分もともと感動をもらった方じゃないかなと思っております。

駐日本中国大使館より 2010年9月20日

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