四川省の地震被災地への教育支援でJICAと中国民間企業が初連携

四川省の地震被災地への教育支援でJICAと中国民間企業が初連携。 四川省東北部にある国家クラス貧困県である平昌県では26日、「子どもの教育支援・心のケアプロジェクト」の約20人の作業チームを迎えた…

タグ: 平昌,国際協力機構

発信時間: 2010-09-28 12:58:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

瑞麗陽光閲覧室

子どもたちのシャイな笑顔が忘れられない

辺鄙な田舎で生活し、一度も外国人を目にしたことがない子どもたちは、はるばるやって来た日本人に非常に興味を持ったようだった。サルのぬいぐるみを持ってあいさつする冨永教授と、金髪の朝倉さんが校内に入ってくると、子供たちは好奇心に満ちた目で見つめ、なんとなく探りを入れながら2人に近寄ってきた。そして握手してあいさつを交わすと、よそよそしさや恥ずかしさはあっという間に消えたようだった。

冨永教授は2年前の5月12日に発生した四川大地震のあと、10回余りにわたって中国を訪れ、四川省の綿陽市や彭州市などの地域で被災者のこころのケアをしてきた。今回、冨永教授は「子どもたちへのこころのケア」をテーマに、平昌県の2校の小学校の教師を対象に講演を実施。教師たちは真剣に冨永教授の話に耳を傾け、熱心に議論に参加した。ある教師は「とても勉強になりました。これまでこうした子どものこころのケアに関する講座は非常に少なく、これからはこのような教育がより普及し、より系統化すればいいと思います」と今後に期待を寄せる。

パズルを組み立てるゲームをして子どもたちと交流した朝倉さんは、まるで校内の「人気スター」のようだった。朝倉さんは子どもたちを3つのグループに分け、古い新聞を使って思い思いの生き物を作らせた。簡単に見えるゲームだが、子どもたちの想像力を引き出し、チークワークを培う機会にもなったようだ。最初はびくびくして恥ずかしそうだった子どもたちも、ゲームに興じる中で歓声を上げ、周りにいた教師たちの顔にも笑顔が浮かんでいた。

「最初は子供たちとの間に少し距離がありましたが、時間がたつにつれて、子供たちはシャイな笑顔を見せるようになりました。日本の子どもたちと差はありません。あえて言うなら中国の子どもたちは模倣能力が強く、日本の子どもたちは想像力が豊かかもしれません」

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