第一弾 エンターテイメント集団『登龍門』
第一回 北京東城青年演劇祭
「北京東城青年演劇祭」に日本人グループが初参加
撮影:六度達郎
10月30日、31日に中央戯劇学院に程近い蓬嵩劇場で北京東城青年戯劇活動者協会主催の「北京東城青年演劇祭」が開催され、中国で役者として活躍する日本人の若者らで構成されたエンターテイメントグループ『登龍門』が「中日文化の融合」と銘打った演目を演じた。
31日の千秋楽には日本中国文化交流協会からもメンバーが観劇に訪れるなど、『登龍門』への関心の高さが窺われる。
『登龍門』が演じた舞台『倩女幽魂』は中国清代の文学者・蒲松齢が民間伝承を物語に昇華させてまとめた怪異小説集『聊斎志異』のうち、現存する431編の中でも特に有名な「聶小倩」を元に、ダンスやカンフーといったエンターテイメントの要素を取り入れて日本的な娯楽作品に仕上げた、正に「中国古典文化」と「日本文化」の融合と言える作品である。
出演:松浦新 内山智恵美 中屋章二、須賀学 坂上潤樹、黒木真二
作・演出:吉岡真衣子 舞台監督:雨晴義郎 服装デザイン:曹婷婷 照明デザイン:韓長志 照明操作:王漢銘 音楽設計:山本健 音楽操作:横山洸広 中文字幕:張蓓 メイク: 松伊、宋多恩